島谷幸雄さんの案内で、彼の地元である高槻市の「ハニワ工場公園」と「今城塚古代歴史館」「今城塚古墳」を訪ねました。本会では１０年前にも今城塚古墳を訪ねていますが、「ハニワ工場公園」は訪れていません。
ハニワ工場公園は
5世紀中頃から6世紀中頃までの約100年間操業していた、日本最古最大級の埴輪生産遺跡。3棟の大形埴輪工房と18基の埴輪窯、工人集落などが丘陵上約27,000平方メートルの発掘調査で確認され、大王陵級の古墳の埴輪生産システムを具体的に知ることができる貴重な遺跡です。ここで作られた大量の埴輪は太田茶臼山古墳(5世紀中頃、茨木市・現継体陵)や史跡今城塚古墳(6世紀前半、郡家新町)といった巨大古墳をはじめとして、土保山古墳や昼神車塚古墳などの三島の有力者の墓に立て並べられました。
今城塚古墳は
高槻市にある前方後円墳で。国の史跡に指定されている。最大の特徴である埴輪祭祀場は、家、人物、動物など200点以上の形象埴輪が整然と並んでいます。大王のハニワ祭が再現されているのは日本でここだけです。造営時の6世紀前半では最大級の古墳である。宮内庁の治定は受けていないが第26代継体天皇の真の陵とする説が有力で、発掘調査が可能な大王陵です。